稲(考察)
次
- Cユニットでは、根が完全な白色をしていて、ハイポニカ化をしている可能性 がある。Rユニットの根はやや褐色を呈していて、新しい部分のみが 白色。褐色に変化している部分は、老化が起こっているものと思われる。
- 上体はRの方が、大きく成長しており、勢いがある。2−3倍程度 大きくなっていて、明らかに様子が異なる。Rは、2株で スタートしたが、1株(左奥)は、途中で勢いが弱くなり、衰退した。 葉の色は、Cの方の緑が濃く、Rはやや黄色がかった緑で、緑色が すこし、薄いようである。
- Cには、初期状態で、微量のアンモニアが加えてあるほか、 Rは、初期状態から、 養液槽の中心に、小型のセラミックスを設置してある。流速は、 Rははじめから4で、Cははじめは1で途中から4にあげた点が異なる。 Rは、Cに比較して、液温が相対的に1−2度高めになっていた。 これ以外の条件は同一である。
- この栽培は、著者としては、最初の試みであることと、機材が 整っていなかったため、すべてを手動で管理した。補水は、数日単位で、 定量まで、水道水を補給し、追肥は、ECが下がった分を補う形で、 これも手動でおこなった。pHの制御は行っていない。 最初は、6.1くらいだったが、これが3ヶ月の間に次第に7.8くらいまで 上昇した。考えられる原因は、Naが残留して蓄積されたことと、炭酸が飛んだ ことが考えられる。Naは吸収さることもなく、析出のしないので、 やっかい。養液を少しずつ廃棄していくしかない。補水量の3-5割くらいを 廃棄すればいい。
- K社O氏のコメントは、1−2度の温度でこのような差がでることは 考えにくい。Cの方にはカビ類がみられるが、Rの方は良好。Rの根の褐色の 状態は老化と思われるが、根のはりぐあい等からみて、発育状態は良好 と判断される。Rの方が葉の先端の枯れがなくよい。この稲は、自然光 下で育てたものより、背がひくい。 冷却用の風により、湿度が下がっているのではないかなど。 トマトの場合は、補水ようの水に1.6から1.7の液肥をいれてやると これがトマトが吸収する分。
- O氏からの情報:S地での栽培では、PHが8以上でも育ったが、 タンクは大きかった;PHが7を超えると、微量元素が落ちる可能性 がある。炭酸は、酸性では落ちる。炭酸が水に含まれていると、 PHは上がる。稲は根がトマトのようには拡がらないので、水流の むらを助長しやすい。PHを下げる方法は、アンモニアをいれた 肥料を使用するか、微量の硫酸を使用するかのいずれか。やるとしたら、 補水タンク時で、混入するのがマイルド。農業用のものに比較して 家庭用の装置の方が、流速が高い。これまでの経験では、 アンモニアを入れないほうがよく成長する。T氏の見解では、 アンモニアは、毒(?)。